出産祝いの金額相場について、贈り物のプロが相手別・状況別に分けてわかりやすく解説します。今回は、月間700万人の訪問があるプレゼント専門サイト ギフトモールの売上データやWebアンケート調査の結果などをもとに、出産祝いの金額相場をリサーチ。関係性ごとの適切な予算のほか、現金を渡すのが失礼にあたるケースも解説します。
・ギフトモールの購買データより
・2026年1月から過去1年の累積データを分析
実際に購入された商品の価格を分析した結果、5,000円~1万円以下が相場と言えます。
ちょっとしたものを贈りたいカジュアルギフトは3,000円程度、親友や親戚などの関係が近い相手へは、1万円以上のプレゼントも贈られる傾向にあります。
出産祝いは、相手との関係性によってふさわしい金額が異なります。ここでは家族や友達など相手別に目安となる金額をまとめています。
一般的な相場なので、現金を贈る場合だけでなくプレゼントを贈る場合の参考にもしてみてください。
よく会う友達に出産祝いを贈る場合は、5,000円~10,000円が相場です。
関係が浅い友人や連絡する機会が少ない友人には、3,000円~5,000円程度の金額で出産祝いのプレゼントを選ぶケースが多く見られます。
特別仲のいい友達への出産祝いは、10,000円程度が相場とされています。家族ぐるみで付き合いのある親友には、ブランドものなど特別感のあるお祝いをプレゼントする人もいるようです。
ママ友への出産祝いも、3,000円程度が相場です。
とくに仲が良いママ友やときどき顔を合わせる程度のママ友といった、相手との親密さによっても相場は変わります。
今後のお付き合いのためにも、お互いに負担を感じない程度の現金やプレゼントを贈りましょう。
ママ友のグループがあるときには、全員で相談して同じ金額を贈るのもおすすめです。また、グループでまとめて人気の育児グッズなどを贈ることもできます。
複数の友人と連名で出産祝いを贈るときの相場は、一人あたり3,000円~5,000円です。
大勢の友達と一緒に贈ると合計金額が10,000円~30,000円になることが多く、豪華なプレゼントを選びやすくなります。
兄弟や姉妹への出産祝いは友達に贈る場合よりも高額になり、平均的な相場は10,000円~30,000円程度でした。
自分が相手よりも年上で社会的な地位も高い場合には、多めに包むのが一般的です。兄弟・姉妹であれば、事前にお互いに贈る金額を相談して決めることもできます。
兄弟がたくさんいる場合には、親や兄弟とも相談して足並みを揃えて贈るのがおすすめです。
家族よりも少し遠い関係の甥や姪への出産祝いは、5,000円~10,000円程度が平均的な相場です。
高額すぎても相手に気を使わせてしまうので、お付き合いの深さに合わせてちょうど良い金額を贈りましょう。
また、地域や親戚のあいだでしきたりやルールが決まっていることもあります。できれば、ほかの親戚とも連絡を取って多すぎず少なすぎない金額を渡すことをおすすめします。
親から子供に贈る出産祝いは、30,000円~50,000円程度が相場です。とくに初孫の場合には、高額を贈る方が多くなります。
また、家の跡取りとなる息子夫婦の赤ちゃんなど、内孫の出産祝いも金額が上がります。嫁いだ娘や分家した息子の赤ちゃんである外孫には予算が少し下がりますが、地域性にも大きく左右されます。
現金のほかにもベビーカーやベビーベッドをはじめとする高額な育児用品も、両親から子供への出産祝いとして人気です。
祖父母から孫に贈る出産祝いの相場は、30,000円~50,000円程度でした。
かわいいひ孫の誕生を祝って奮発したいという方も多いですが、両親が贈った金額を超えないようにするのが一般的です。
親から子供に贈る出産祝いと同様に、お金でなく人気の育児用品を贈ったり、現金とお祝いの品の両方をプレゼントしたりするケースも多いです。
いとこへの出産祝いの相場は、10,000円~20,000円程度でした。
親戚のなかでもとくに親しくしているいとこには、多めの金額を包むのが一般的です。一方数年に1度しか会わないいとこには、少なめでも問題ありません。親密度の深さに合った金額を贈りましょう。
いとこから以前に出産祝いをもらったことがある場合には、相場や親交の深さに関わらず同じ金額を贈ると安心です。
職場の同僚に贈る出産祝いの相場は、3,000円~5,000円程度でした。
同期や同じチームなどとくに親しい同僚には、相場よりも少し多めに贈る方がほとんどです。しかし、高額過ぎると内祝いが負担になってしまうので注意しましょう。
会社のほかの同僚とも相談して、金額を合わせるのもおすすめです。
部下や後輩に贈る出産祝いの相場は、3,000円~5,000円程度でした。
相手との関係性や相手の負担にならないかを考えて、ちょうど良い金額を贈りましょう。部下や後輩には、現金を贈っても品物を贈ってもとくに問題はありません。
また、部下がたくさんいる場合には、トラブルを避けるためにも出産祝いとして贈る金額を決めておくのがおすすめです。
すべての部下に対して一律で同じ金額を贈れば、誰かと比べて多い・少ないと不満を持たれる心配がなくなります。
上司や先輩など目上の方に渡す出産祝いは、5,000円~10,000円程度のギフトがよく選ばれています。
自分よりも高い立場の方に現金を渡すと失礼にあたるため、相場に合った出産祝いとして人気のものを贈りましょう。
また、普段どのくらいお世話になっているかによっても適した金額が異なります。不安な場合には、ほかの先輩や同僚に相談するのもひとつの方法です。
会社から取引先に贈る出産祝いの相場は、5,000円~10,000円が目安で、会社の交際費から支出されるケースが多いです。
役職者や特別お世話になっている人への出産祝いには、10,000円~20,000円の予算をかけることもあります。
会社の人への出産祝いは、職場一同で連名で贈ることもできます。その場合の相場は、ひとりにつき500円~1,000円程度です。
職場でまとめて出産祝いを贈る場合には、一人ひとりが払う金額が違っても問題はなく、立場が上の方が多めに包むケースも見られます。
連名であればまとまった金額が集まるうえに、贈られた側も個人個人に内祝いを準備する必要がなく、相手にとっても負担が減るといったメリットがあります。
普段からそこまで親しくしているわけではない方への出産祝いの相場は3,000円程度でした。
近所の方など顔見知り程度の知人には、お祝いの気持ちだけを届けるつもりで、相手に気を使わせない程度のお金やちょっとしたギフトを贈るのがおすすめです。
相手の状況やお祝いの渡し方、贈るものの内容によっては、出産祝いの金額相場が少し変わることがあります。
各状況別の出産祝いの相場をチェックして、自分も相手も気持ち良くやり取りできるお祝いを贈りましょう。
二人目を出産した人へのお祝いは、一人目と同じ金額で用意するのが基本です。
ただし、一人目のときに高額な出産祝いを贈った場合や、受け取る側の負担を軽くしたい場合は、一人目の8割程度に予算を抑える人も多く見られます。
三人目・四人目の出産祝いも、一人目・二人目のお祝いと同じ金額が相場です。
お返しが負担になりそうなケースや、一人目・二人目のときと状況が変わって同じ金額が難しいケースでは、予算を控えめにして贈ることもあります。
双子の赤ちゃんを出産した人へのお祝いの相場は、一人のみ生まれた場合の金額の1.5倍~2倍です。
赤ちゃんが二人だからといって必ず2倍にする必要はありませんが、近しい関係の相手には2倍にするケースが多いようです。
結婚祝いと同時に出産祝いを贈る場合は、関係性に合った相場に沿って、結婚祝いの金額に出産祝いの金額を上乗せします。
ただし、それぞれを別々に渡すよりやや控えめでも問題ありません。
なお、ご祝儀袋やのし紙はそれぞれのお祝いで分けて贈るとスマートです。
出産祝いを贈る際に相手を訪問するケースでは、関係性に合った相場の出産祝いとは別に手土産を用意することが多いです。
手土産の金額は、2,000円~5,000円を目安にすると相手に気を使わせにくいと思います。
出産祝いとしてお金と物を両方贈りたいときは、合計金額が関係性に合う相場に収まるようにするか、相場よりやや多めにします。
例えばお金がメインのお祝いなら、プレゼントは1,000円~3,000円程度で選ぶのがおすすめです。
相手からリクエストを受けたときは、多少前後することはあっても、関係性別の相場に応じた金額の出産祝いを贈るのが一般的です。
リクエストを聞く場合は、あらかじめ予算を伝えておくと相手を困らせないと思います。
出産祝いとして商品券を贈る場合は、現金の場合と同じように考えて問題ありません。チケットの額面を一般的な関係性別の相場に合わせると、失礼のないお祝いになります。
贈る側の年代によっても、社会的な立場や自由に使えるお金の額には差があり、出産祝いの相場も異なります。
年齢が上がるにつれて贈るお祝いの額も上がるのが一般的ですが、自分の年代だけでなく状況も考慮し無理のない範囲でお祝いを贈りましょう。
20代が贈る出産祝いの相場は、前半か後半か、学生か社会人かによって変わります。
学生や社会に出たばかりの20代前半の方が贈る出産祝いは3,000円程度、収入が安定した20代後半の方であれば5,000円程度が相場です。
また、現金でなく赤ちゃんのおもちゃや洋服、お母さん用の人気の美容グッズなども、20代の方からプレゼントとして選ばれています。
実用的な物はとくに相手から喜ばれるので、事前に欲しいものをリサーチするのもおすすめです。
30代が贈る出産祝いの相場は、10,000円~30,000円程度でした。
収入が増えて経済的に余裕が出てくる方が多く、20代と比べて高額なお祝いを贈る方が増えます。
また、婚姻状況によっても相場が異なり、独身なら10,000円、既婚者は夫婦連名で30,000円程度を包むのが一般的です。
家族ぐるみでお付き合いをしているとくに仲の良い友人へのお祝いは、現金でなく人気の育児グッズや相手が欲しい実用品をリサーチしてプレゼントするのもおすすめです。
40代・50代が贈る出産祝いの相場は、10,000円前後です。
社会でも家庭でも責任を持ち生活している年代なので、相手との関係性も踏まえて常識的な金額を贈りましょう。
また、40代・50代の方が出産祝いと贈るときには、相手は部下や後輩など自分よりも目下であることがほとんどです。
部下に贈る場合も相手が恐縮しないように10,000円程度におさえ、とくに親しい部下を特別に祝いたい場合には現金と別に贈り物を添えることをおすすめします。
出産祝いの金額は、縁起が悪いとされる「四」や「九」がつく数字は避けてください。また、金額だけでなく、お札の枚数にもこの数字がないか必ずチェックしましょう。
数人の連名で贈る場合は、とくに見落としやすいので注意が必要です。
結婚祝いでタブーとされる、頭に偶数がつく金額に関しては、出産祝いでは問題ありません。
お祝い事で贈るお金は、新札を包むのがマナーです。そのため、出産祝いの場合も新札を用意しましょう。
新札を包むことによって、喜びのシーンをお祝いするために事前に準備していたという心遣いを相手に伝えることができます。
古いお札を郵便局や銀行に持って行くと、新札に替えてもらえます。
出産祝いのお金は、ご祝儀袋に包んで贈ります。その際、お金の入れ方にも気を配りましょう。
ご祝儀袋の多くは、外側の「上包み」と内側の「中袋」と呼ばれる封筒がセットになっており、お札は中袋に入れます。
お金の向きは、中袋の表側(金額を記入する面)とお札の表側(肖像画がある面)を合わせるのがマナーです。また、肖像画がある右側が上になるように入れてください。
複数枚あるときにはすべてのお札を同じ向きに揃えます。
中袋なしのご祝儀袋を使うときの包み方は、金額が10,000円以下の場合や親しい相手に贈る場合、お金をそのまま入れて構いません。
それ以外では、白い無地の紙・半紙や封筒にお金を入れてから包みます。
出産祝いの金額の書き方は、旧字体の漢数字を使うのが正式なマナーです。例えば5,000円なら「伍阡円」10,000円なら「壱萬円」と中袋の中央か記入欄に書きます。
難しければ普通の漢数字、記入欄が横書きなら算用数字を使っても構いません。
本当に必要なものや好きなものを買うことに役立ててもらえるお金は、出産祝いとしてほとんどの方に喜ばれます。
しかし、現金を渡すことが失礼になってしまうケースもあるので注意が必要です。
とくに職場の上司など自分よりも立場が上の方には、現金のお祝いは避けるのがベターです。
相手に「お金に困っていると思われている」と勘違いされないためにも、現金でなく相場に合った金額のプレゼントを贈りましょう。
また、年上の方にも同じ理由で、現金よりも産後の方に人気のアイテムをプレゼントすることをおすすめします。
遠く離れている相手に出産祝いのお金を郵送する場合は、「現金書留」を利用するのが一般的です。現金書留以外での現金の郵送は、法律に反するので注意が必要です。
郵送の際は、郵便局の窓口で現金書留専用の封筒を購入し、のし袋を入れて送ります。その際、ポスト投函ではなく窓口で手続きをします。
現金書留は、相手にお祝いのお金がきちんと配送されたかどうかをウェブサイトで確認することができます。
出産祝いのプレゼントを贈りたい人には、多くのママ・パパがもらって嬉しかったギフトについて特集した次の記事もおすすめです。
予算に合うプレゼントも見つけやすいので、ぜひチェックして気持ちが伝わるお祝いを贈ってください。