出産祝いはいつ渡す?贈る時期や郵送・手渡しなど贈り方マナーも紹介!

出産祝いはいつ渡す?贈る時期や郵送・手渡しなど贈り方マナーも紹介!

この記事では、出産祝いの渡し方や熨斗(のし)の書き方、金額の相場など、渡す前に確認しておきたい基本的なマナーを解説します。さらに、プレゼントの選び方や、ギフトのプロが厳選した人気のもらって嬉しいプレゼントもまとめました。月間700万人が利用するプレゼント専門サイト ギフトモールのデータを分析して記事を作成しているため、実際に贈り物選びに役立つ情報が満載です。出産祝いを気持ちよく受け取ってもらえるよう、ぜひ最後までチェックしてください。

出産祝いを贈る時期はいつ?

出産祝いを贈るタイミングは、赤ちゃんを産んだママの体調に合わせることが大切です。

ここでは、いつ頃がおすすめなのか、いつまでに贈るべきなのかなど、出産祝いを渡す時期のマナーについて解説します。

退院後2〜3週間頃が目安

一般的に出産祝いを贈る時期は、命名のお祝い「お七夜」を行う生後7日目から、健康を祈って「お宮参り」をする生後1ヶ月までと考えられています。

お宮参りが終わると出産祝いのお返しで内祝いを準備する人が多いので、相手に余計な手間を掛けさせないよう生後1ヶ月以内に渡すのがマナーです。

また産後7日以上経っていたとしても、ママや赤ちゃんの体調によっては入院している場合があります。そこで出産祝いを渡す前に、相手が無事に退院し健康に過ごせているかを確認しておきましょう。

出産祝いをいつ渡すか迷ったときは、ママと赤ちゃんの退院後2~3週間頃がおすすめです。生活や体調が少し落ち着く時期のため、このタイミングであれば安心して贈ることができます。

出産前や入院中には贈らない

出産祝いは赤ちゃんの誕生を祝って贈るものなので、礼儀として出産前に渡すことは避けてください。
生まれてくるまで何があるか誰にもわからないため、ママと赤ちゃんの無事を確認してから、おめでとうの気持ちを込めて出産祝いを渡しましょう。

もうひとつ、入院している間に出産祝いを贈ることにも注意が必要です。産後まもない時期はママの体調が万全ではなく、入院中にプレゼントをもらっても対応や保管に困ることがあります。

赤ちゃんを産んだママに負担を掛けたくないなら、入院中に出産祝いを渡すことは控え、退院後に落ち着いた時期を見計らって贈るのがおすすめです。

渡すのが遅れた場合

なかには、赤ちゃんが生まれてしばらく経ってから出産の報告を聞くなど、何らかの事情で出産祝いを渡す時期が遅れることもあります。
生後1ヶ月が過ぎているなら、早めに出産祝いを準備し、遅くなってしまったことのお詫びを書いた手紙を添えて贈りましょう。

相手に負担を掛けたくないときは、手紙の中でお返しが不要であることも伝えてください。あらためて内祝いを用意する手間を取らせないので、気兼ねなく受け取ってもらえます。

また出産から1年近く経っている場合は、出産祝いを誕生日祝いに変えて、赤ちゃんの月齢や渡す時期に合ったプレゼントを贈る方法がおすすめです。
さらに、出産祝いが遅れた謝罪とおめでとうのメッセージを書いた手紙も添えると、お祝いする気持ちが十分伝わります。

出産祝いの渡し方は?

出典 Belle Vie

快く出産祝いを受け取ってもらうには、渡し方のマナーを理解しておくことも大切です。

郵送と手渡しで気をつけるポイントが異なるので、贈る前にしっかり礼儀をチェックしておきましょう。

郵送の場合

出産祝いを郵送する方法は、訪問する時間を省けるので、忙しいときや相手に負担を掛けたくないときにおすすめです。届く日や時間帯を相手の希望に合わせると、スムーズに受け取ってもらえます。

また出産祝いのプレゼントを郵送する場合、梱包にも配慮が必要です。
必要以上に梱包されたギフトは開封の手間がかかります。開封や片付けが楽なものは、赤ちゃんのお世話で忙しいママに負担を掛けない贈り物として人気です。

手渡しの場合

品物を渡す

直接会って出産祝いのプレゼントを渡したいときは、事前に連絡をして、ママやほかの家族の同意を得たうえで訪問しましょう。
産後のママの体を気遣うために、訪問する日時は相手の都合に合わせ、長居をしないよう気をつけることも大切です。

また持参した品物は、持ち運ぶ際に使った袋や風呂敷から出し相手に渡してください。残った袋や風呂敷を自分で持ち帰ることも、忘れてはいけないマナーのひとつです。

現金を渡す

赤ちゃんが生まれると育児用品の購入など何かとお金がかかるので、相手が自由に使い道を決められる現金を出産祝いとするのもおすすめです。
ただし現金を贈るときは、折り目の無いきれいな新札を用意し、祝儀袋に入れましょう。

また、お金を入れた祝儀袋はそのまま持ち歩かず、ふくさに包んで持参してください。渡す前にふくさから取り出し、祝儀袋に書かれた文字を相手が読める向きで手渡しするのがマナーです。

病院には訪問しないのがマナー

入院中は出産してから時間が経っておらず、ママも赤ちゃんもまだ体調が不安定な時期です。
すぐに出産祝いを渡したい場合でも、最低限のマナーとして相手が入院している病院に行くことは控えてください。

また病院によって、面会できる人や時間などルールが異なります。
限られた家族しか面会を認めていない病院もあるので、直接ママや赤ちゃんの顔を見て出産祝いを渡したいなら退院してからがおすすめです。

出産祝いを渡すときにかける一言

出産祝いを渡す際は、赤ちゃんの誕生を祝福する言葉やママを気遣うメッセージを添えて、心温まる贈り物にしましょう。

ここでは、直接伝える言葉やカードに書く一言におすすめの、気持ちが伝わる文例をご紹介します。

ご出産おめでとうございます!
赤ちゃんをお迎えして、ますます家庭が明るくにぎやかになりますね。子育てを楽しみながら、充実した日々を過ごしてください。

出産おつかれさまでした。母子ともに元気と聞き、とても嬉しかったです。
あまり無理をせず、産後の体を大切にしてくださいね。

新しい家族のご誕生、本当におめでとうございます。
可愛らしい赤ちゃんと一緒の生活は楽しいことがいっぱいですね。幸福で充実した日々を過ごせることを心からお祈りしております。

出産おめでとう!可愛い赤ちゃんをお迎えして、幸せな日々を過ごされていることでしょう。
何か困ったことがあれば、いつでも声をかけてくださいね。

赤ちゃんのご誕生おめでとうございます。
幸せな報告を聞くことができ、こちらも嬉しい気持ちでいっぱいです。ご家族の皆様が健康で楽しい毎日を過ごせるよう願っております。

出産祝いの相場は?

出産祝いの相場は、身近な家族や親戚、友人、職場の人など相手との関係性によって異なります。

相場だけでなく、贈る側の年齢や立場、普段の付き合い方も考慮して金額を決めるのがおすすめです。

家族の場合

家族から渡す出産祝いの相場は、30,000円~100,000円程度が一般的です。
とくに親の場合、孫が誕生した嬉しさや赤ちゃんを産んだ子供を応援する気持ちを込めて、50,000円以上の高額な出産祝いを贈る傾向があります。

ただし内孫や外孫、地域の風習などによっても金額が変わってくるので、家族と相談して決めることが大切です。

兄弟の場合

兄弟に渡す出産祝いは、10,000円~30,000円が相場ですが、贈る側の年齢や立場に合った金額を意識しましょう。
まだ学生であれば無理をせず、5,000円前後に金額を抑えて、お祝いする気持ちを一番に伝えてください。

年上の兄や姉から出産祝いを贈る場合は、自身の年齢を考慮して少し高めの金額のものを渡す人が多いです。

親族の場合

親族に贈る出産祝いの金額は、5,000円~30,000円程と相場に幅があります。赤ちゃんを産んだ相手との普段の付き合い方を目安にして、お祝いの金額を決めましょう。

例えば、会う機会が少ないいとこなら5,000円、可愛がってきた姪なら30,000円と、付き合いの深さに合わせて贈るのがおすすめです。

友人の場合

友人の赤ちゃんが誕生したときは、3,000円~10,000円程の出産祝いを贈ることが多いです。
付き合いが長かったりとくに親しい友達なら10,000円、気を使わせたくない相手なら3,000円~5,000円前後のプレゼントを渡しましょう。

複数人の友達とお金を出し合う際も、高額なものを贈って相手を困らせないよう配慮が必要です。

職場の人の場合

職場の人への出産祝いは、贈る相手が上司、同僚、部下のどの立場なのかで金額が変わります。
上司や先輩なら5,000円~10,000円、同僚や部下なら3,000円~5,000円の相場を参考にしてください。

部署の人や同期のメンバーなどと連名で出産祝いを贈るときは、ひとりあたりの金額が1,000円~3,000円と個人で渡す場合よりも少なめです。

出産祝いの熨斗(のし)の選び方・書き方は?

出産祝いを贈るときは、お祝い事に適した熨斗を付けるのがマナーです。

自信を持って相手に贈り物を渡せるよう、水引の種類やのしの掛け方、書き方を理解しておきましょう。

のしの選び方

水引は紅白の蝶結び

のしの中央に飾られる水引は、結び方の種類によって使うシーンが異なります。
出産祝いの場合、結婚などと違い何回繰り返しても喜ばしいことなので、ほどいても結び直せる「蝶結び」や「花結び」の水引がふさわしいです。

また水引の色は紅白、紐の本数は5本が一般的ですが、高額な出産祝いを贈るときには見た目が豪華な7本の水引を使うことがあります。

手渡しの場合は外のし、郵送なら内のしが一般的

のしの掛け方には、贈り物の一番外側にのしを付ける「外のし」と、のしを付けた後に包装する「内のし」の2種類があります。
出産祝いを直接手渡しするなら、相手が表書きをすぐに確認できる外のしを使うのが基本的なマナーです。

郵送で出産祝いを贈るときは、届くまでの間にのしが汚れたり破れたりしない、内のしがおすすめです。

のしの書き方

表書きは「御出産御祝」

出産祝いの贈り物にのしを付けるときは、基本的な書き方のポイントを押さえておくことも大切です。水引の上側ののし上に書く表書きは、縁起が悪いとされる4文字を避けるため、「御出産御祝」が適しています。

水引の下に贈り主の名前を入れますが、誰からの贈り物かすぐにわかるなら名字のみでも問題ありません。
フルネームで書くと丁寧な印象が加わるので、目上の人に出産祝いを贈るときなどにおすすめです。

連名で贈る場合

連名で出産祝いを渡す際は、贈り主の人数や関係性に合わせて、のしの書き方を変えてください。一般的なマナーとして、3人以内なら全員の名前をのしに入れることができます。

4人以上でお金を出し合う場合、代表者の名前の後に「他一同」と書き、すっきりとまとめるのがおすすめです。
のしではなく、メッセージカードなどに全員分の名前を書いて贈り物と一緒に渡すと、みんなでお祝いする気持ちが伝わります。

また、名前の順番は立場や年齢が上の人からとし、友達同士であれば50音順で、右から左に並べて書くのが基本です。

出産祝いに贈るプレゼントのマナーは?

出産祝いのプレゼントは、赤ちゃんを生んだママや子育てをする家族の目線で選ぶのがおすすめです。

ここからは、マナーをおさえて相手がもらって嬉しい贈り物を選ぶコツを解説します。

贈り物の選び方

赤ちゃんのお世話に役立つものは実用性が高いので、出産祝いとしてプレゼントすると喜ばれます。なかでも、何枚あっても困らないタオルやスタイ、消耗品のおむつなどが人気です。

また生まれてすぐ使うものは、すでに相手が揃えている可能性があります。
プレゼントが無駄にならないよう、ベビー食器やおもちゃといった、赤ちゃんが成長してから必要になるアイテムを贈ることも多いです。

ほかに、おしゃれで可愛いベビー服も出産祝いに適しています。
ただしサイズ選びが重要で、短期間で着られなくなるジャストサイズのものよりも、長く着られる大きめサイズの衣類がおすすめです。

そしてギフトを選ぶ際は、産後のママへの気遣いも忘れないでください。
例えば、花なら手入れが不要で楽に飾れるものを、お菓子ならカロリーや添加物を控えた体にやさしいものを贈ると、相手を思いやる気持ちが伝わります。

出産祝いにNGなもの

出産はおめでたい出来事なので、縁起が悪いと考えられるものはお祝いの気持ちを込めて贈るギフトにふさわしくありません。
マナーに気をつけたいなら、縁を切ると連想させる刃物、手切れを意味するハンカチ、仏事の贈り物によく選ばれる日本茶などは避けてください。

ほかに、出産祝いでいきなりプレゼントされると困るのが、ベビーベッドやベビーカーといった大きなアイテムです。
ひとつあれば十分なものや置くスペースを取るものは、相手に確認を取ってから贈ることをおすすめします。

出産祝いにおすすめのプレゼント7選!

赤ちゃんが生まれたことをお祝いするプレゼントとしては、実際に育児で役立つベビーグッズのほか、記念になるものも人気です。

ここでは、センスが光るアイテムを厳選して紹介するので、相手の心を掴む出産祝いの贈り物を見つけてください。

頑張ったママが喜ぶ素敵な出産祝いを贈りましょう!

出産祝いを贈るとき、一番大切にしたいのが産後のママを思いやる気持ちです。いつどのように渡すかは、一般的なマナーだけでなく、相手の都合も考慮して決めましょう。

心を込めた出産祝いを贈って、赤ちゃんが無事に生まれた喜びを分かち合ってください。