結婚内祝いとは?マナーや渡すタイミング、タブーな贈り物についても紹介!

結婚内祝いとは?マナーや渡すタイミング、タブーな贈り物についても紹介!

結婚内祝いを贈る際には、失礼に当たらないようにマナーをしっかり把握しておくのがおすすめです。今回は結婚内祝いに関するマナーや、NGとされるアイテムなどを解説します。さらに、月間700万人が利用するプレゼント専門サイト ギフトモールの過去3ヶ月分のデータをもとに厳選した、結婚祝いのお返しとして人気の商品もご紹介しています。贈り物を渡すときに役立つ情報が満載なので、ぜひチェックしてください。

結婚内祝いとは?

結婚内祝いとは、挙式に参加しない人から結婚祝いをもらった際にお返しとして渡す贈り物のことです。

本来内祝いは、家族や親族におめでたいことがあったときに、品物を用意して、報告も兼ねて周りの人に幸せをおすそ分けするという慣習でした。
現在では意味合いが変わり、お祝いをプレゼントしてくれた相手へお礼の気持ちを込めて贈るギフトを指すのが一般的です。

昔からの習慣に従って、結婚祝いをもらっていない人に内祝いを渡すのはNGではありませんが、相手を戸惑わせてしまわないように注意しましょう。
また、地域によって結婚内祝いのマナーが異なる場合もあるので、地元の人に確認しておくのがおすすめです。

結婚内祝いを贈る必要がない場合も

結婚祝いを受け取ったら内祝いを渡すのがマナーですが、贈る必要がないケースもあります。

例えば、結婚式で引き出物を用意したときは、披露宴でのおもてなしも含めてお返しとなるので、結婚内祝いは不要です。
ただし、ご祝儀が多かったときや引き出物よりも高価な品物をプレゼントされたときは、お返しが不十分としてあらためて内祝いを贈ります。

また、会社の福利厚生で結婚祝いをもらったときは、内祝いを渡さなくてもNGではありません。

結婚内祝いはいつまでに渡す?

適切な時期に結婚内祝いを渡すためにも、いつまでに贈るか基本的なマナーを把握しておきましょう。
お返しをいつ渡すかに加えて、NGとされる行為や遅れてしまったときの対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

挙式後1ヶ月以内が目安

結婚内祝いを渡すタイミングは、挙式後1ヶ月以内が一般的です。

結婚内祝いは、お祝いに対するお返しだけでなく、披露宴に招待していない人へ挙式を終えた報告を兼ねて贈るギフトでもあります。
早すぎることに関してはNGではないものの、先延ばしにするとマナー違反に当たります。

挙式後は新生活の準備にも時間が取られるので、あらかじめスケジュールを組んでおくのがおすすめです。

結婚式を挙げない場合

結婚式を挙げない場合、結婚内祝いはいつ渡すかというと、贈り物をもらって1ヶ月以内が目安とされています。

挙式をしないと、家族以外の人は入籍した後に報告を受けることとなるため、結婚祝いを受け取る時期にずれが出る傾向があります。
入籍日から日が経っていたとしても、お祝いをもらったらなるべく早くお返しをすることをおすすめします。

式の有無にかかわらず、結婚祝いをプレゼントされた際には、品物を贈ってお礼の気持ちを伝えるのがマナーです。
相手から「お返し不要」と申し出があった場合を除き、何もしないのはNGなので注意しましょう。

渡すのが遅れた場合

結婚内祝いを贈る時期を逃した場合は、お詫びのメッセージを記入した手紙やハガキを添えて早急に渡します。
事情があっても、お祝いをもらっただけでお礼をしないことは失礼に当たるため、気付いた時点で対処する必要があります。

なお、お返しが遅れたことへのお詫びとして、豪華な贈り物を用意することはNGです。受け取ったものより高価な品物を贈るのはマナー違反なので、お詫びの気持ちは言葉で伝えてください。

結婚内祝いの渡し方は?

結婚内祝いは本来手渡しで贈るのがマナーですが、多忙な人や遠方に住んでいる人には郵送しても良いとされています。
詳しい渡し方やNGに当たるケースを確認して、失礼のないようにしましょう。

直接手渡しする

結婚内祝いを直接手渡しする場合は、相手の自宅へ訪問するケースが多いです。事前に相談して、相手の都合に合わせてスケジュールを決めましょう。

実際に品物を贈るタイミングは、部屋の中に通された後、挨拶を終えたときが一般的です。
手提げ袋から品物を取り出し、お礼の言葉を述べてから相手へ渡してください。目上の人には、ひと言気遣いの言葉を添えると良いです。

また、結婚内祝いは、のし紙を掛けて贈るのがマナーです。掛け方としては、商品の箱やパッケージに直接付ける「内のし」と、包装紙の外側に付ける「外のし」があります。
手渡しの場合は、内のし・外のしどちらでもNGではありませんが、迷ったときは控えめな印象を与える内のしをおすすめします。

郵送する

郵送で結婚内祝いのギフトを送るときは、相手に事前連絡をして在宅日や予定を確認しておくのがマナーです。
配送日や時間帯を指定して相手の希望通りに届けられるので、スムーズに荷物を受け取ってもらえます。
さらに、荷物の追跡ができる配送サービスを利用すれば、きちんと手元に届いたかチェックできるため安心して送れます。

結婚内祝いを郵送する際ののし紙は、きれいな状態で届くように、包装紙の内側に掛ける内のしがおすすめです。

また、品物には手紙やメッセージカードを必ず添えて、相手に感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。パソコンで作成するのもNGではありませんが、手書きのお礼状があるとよりいっそう喜ばれます。

結婚内祝いに避けた方が良いもの・NGは?

お礼の気持ちを込めて贈る結婚内祝いとしてNGとされるアイテムを避けて、相手に不快感を与えないように配慮しましょう。

結婚内祝いに選んではダメなものを把握して、マナー違反にならないプレゼントを見つけてください。

縁起の悪いもの

縁起が悪い意味を持つものは、お祝いごとに関するギフトの結婚内祝いにはふさわしくありません。
例えば、刃物は「縁が切れる」、陶器は「割れる」を連想させるため、慶事の際に贈ることはタブーとされています。

ただし、お皿やマグカップなどの食器は、近年慣習を気にかけない人が増えていることもあり、実用的な結婚内祝いとして人気を集めているアイテムです。
プレゼントする場合は、お祝いの雰囲気を壊さないようにマナーを守って渡すことをおすすめします。

また、別れを連想させる偶数や、忌み数字の4と9が含まれるものもNGとされているので、セット商品を選ぶ際には個数もチェックしてください。

現金や商品券

金額がはっきりとわかる現金や商品券も、結婚内祝いのギフトとしてはNGです。
贈り物の価値を相手に知らせることは好ましくないと言われているので、しきたりを重んじる人にはとくに不快感を与えてしまう可能性があります。

また、結婚祝いを現金もしくは商品券でもらった場合は、相手へそのままお返しすることになるためマナー違反とされています。
相手からリクエストがあったときを除いて、基本的に内祝いには品物を選びましょう。

肌着や履物

肌着や履物は、会社の上司など目上の人への結婚内祝いとしてはNGと言われているアイテムです。

服の下に身に着けるものは「下に見る」、足で踏みつけるものは「踏みにじる」という意味合いを持っているため、立場が上の人に贈ることはマナー違反とされています。

相手の年齢が上がるにつれて慣習を気にかける人が増える傾向にあるので、肌着や履物をお返しに選ばないよう注意してください。

新郎新婦の名前入りアイテム

新郎新婦の名前入りのアイテムは、NGではありませんが、品物によっては相手を困らせてしまう可能性があります。
そのため、マナーに従って選んだものであっても、結婚内祝いのギフトとしては避けた方が無難です。

どうしても贈りたい場合は、名前が入ったパッケージのお菓子や消耗品といった形に残らない消えものをおすすめします。

賞味期限の短い食べ物

生クリームを使ったお菓子や生ものといった賞味期限が短い食べ物も、NGではないものの結婚内祝いとしては避けた方が良いとされています。

賞味期限内に食べきれなかったり、季節によっては傷みが出たりする恐れもあります。相手の家族にも迷惑がかかるため、日持ちするものや人数に見合った量の商品を選ぶなど配慮しましょう。

結婚内祝いの選び方は?

結婚内祝いを実際に贈るときは、感謝の気持ちが伝わるように、趣味やライフスタイルを考慮して相手にふさわしいものを見つけましょう。

選び方のポイントをまとめたので、結婚祝いのお返しに何が良いか迷ったときはぜひ参考にしてください。

相手の好みにぴったりなもの

家族や親しい友人といった付き合いが長い人への結婚内祝いとしては、相手の好みにマッチするものを選ぶと喜ばれます。

普段の会話や持ち物をヒントにしたり、相手と趣味が近い人に人気のブランドをチェックしたりと、事前にリサーチしておくとぴったり合うギフトが見つかります。

さらに、見た目がおしゃれな商品や高級な商品など、ワンランク上のものを贈るのもおすすめです。内祝いにふさわしい特別感も演出できるので、慣習を気にかける人にも自信を持って渡せます。

誰にでも喜んでもらえる定番ギフト

候補がひとつに決められないときは、様々なシーンの贈り物によく選ばれている定番アイテムから探すのもおすすめです。

例えば、クッキーやマドレーヌといった日持ちするお菓子は、相手に負担がかかりにくいため結婚内祝いとしても人気を集めています。

また、タオルや洗剤などの誰でも使える日用品は、相手の年齢や性別、ライフスタイルを問わず贈れるのが魅力です。
たくさん持っていてもストックできるので、すぐ使わなくても将来的に役立ててもらえます。

好きな品物が選べるカタログギフト

相手が品物を自由に選べるカタログギフトは、結婚内祝いとしても高い人気を誇ります。
好みがはっきりわからない人にも渡しやすいので、職場の人や友人、同級生などの付き合いが浅い相手への贈り物にも向いています。

また、かさばらないうえに形崩れを気にせず持ち運べるため、手渡し・郵送のどちらでも安心してプレゼントできるのも嬉しいポイントです。

結婚祝いをいただいた際にやることは?

結婚内祝いを期限内にきちんと渡すためには、あらかじめ何をするべきか把握しておくのがおすすめです。結婚祝いを受け取った後の流れやマナーを押さえて、スムーズに準備をしましょう。

お礼の電話をする

結婚祝いをいただいたら、まずはきちんとお礼をするのがマナーです。

手渡しの場合はその場で感謝の言葉を伝えます。郵送で品物を受け取ったときは、なるべく早く先方へ連絡を入れましょう。

とくにNGとされる連絡方法はありませんが、なかにはメールやメッセージアプリのみでお礼をすることに良い印象を持っていない人もいます。
年配の人には電話、親しい友人にはメールなど、不快感を与えないように相手に適した方法で連絡をするのがおすすめです。

受け取った品物の値段を確認

結婚内祝いには、お祝いとしてもらった品物の半額~3分の1程度の価格の商品を選ぶのがマナーです。そのため、結婚祝いを品物でプレゼントされた場合は、値段をインターネットなどで調べましょう。

一見NG行為のようですが、馴染みがない商品や見ただけでは値段がわからないものをもらう可能性もあるので、リサーチが必要です。

金額がはっきりわからないときは、同じジャンルの人気商品や類似品の価格を参考にしてください。

内祝いのリストを作成

結婚祝いを贈ってくれた人をあらかじめリストにまとめておくと、効率良く準備ができます。名前や住所に加えて、お祝いの種類や値段、ご祝儀の有無も記録するとお返しを選ぶときに役立ちます。

さらに、リストをチェックしながら作業をすれば、結婚内祝いの渡し忘れなどのトラブルを防げるのもメリットです。
とくに交友関係が広い人や親戚が多い人は、結婚祝いをもらった時点でリストを作成しておくことをおすすめします。

結婚内祝い向きのおすすめプレゼントを紹介

結婚内祝いとしては、普段使いできる実用品や、リッチな気分を味わえる上質なものが人気を集めています。

そこで、ギフトモールのデータをもとに、結婚内祝いにおすすめのアイテムを厳選しました。
NGとされているものが含まれていないので、目上の人にも自信を持って渡せるマナーに沿った贈り物が見つかります。

マナーを守って感謝の気持ちが伝わる結婚内祝いを贈りましょう

結婚内祝いはフォーマルな贈り物なので、マナーを守り、相手が気持ち良く受け取れるように配慮して渡すことが大事です。

NGとされるものやギフトとして人気がある商品もしっかりチェックして、人生の門出をお祝いしてくれた人へ感謝の気持ちが伝わるお返しの品を贈りましょう。