結婚内祝いの「のし」、金額相場を徹底解説!名前の書き方や相場などを紹介!

結婚内祝いの「のし」、金額相場を徹底解説!名前の書き方や相場などを紹介!

結婚祝いをもらったら、感謝の気持ちが伝わるお返しを渡しましょう。この記事では、のしの書き方や金額相場など、結婚内祝いのマナーを詳しく解説しています。さらに、月間700万人が使うプレゼント専門サイト ギフトモールの過去3ヶ月のデータをもとに、内祝いとして人気のある商品もセレクトしました。ぜひ最後までチェックして、相手に喜ばれる結婚内祝いを贈ってください。

結婚内祝いとは?熨斗(のし)は必要?

結婚内祝いとは、結婚祝いのお返しを指します。
もともとは親戚などに渡す結婚の報告を兼ねた贈り物のことを意味していましたが、現在ではもらった結婚祝いへのお返しという意味で広く使われています。

結婚内祝いは、かしこまったギフトとして熨斗(のし)を付けるのがマナーです。親友をはじめ親しい方に贈る場合にも、心からの感謝の気持ちが伝わるようにのしを付けましょう。

さらに、お礼状も添えるときちんとした印象を演出できます。末長くお付き合いが続くように、お礼の言葉に加えて今後の抱負なども書き入れるのがおすすめです。

結婚内祝いの熨斗(のし)の選び方は?

結婚内祝いに付ける熨斗(のし)を選ぶときには、水引の種類に注目しましょう。
水引とはのし紙の中央に印刷されているひも状の飾りを指し、結び方や色、本数などによって適するシーンが異なります。

紅白の「結び切り」を選ぶ

のし紙の水引には、紅白や金銀、白黒などの色があります。結婚内祝いには、おめでたいシーンに向いた紅白か金銀のものを使います。

また、結び方は「夫婦が強く結ばれるように」という願いを込めて、一度結ぶとほどけない「結び切り」を選んでください。

慶事用の水引は奇数の3本か5本、7本が用いられますが、婚礼のシーンでは10本を使います。結婚内祝い用にも、両家が5本ずつを重ねたという意味を持つ10本のものが適しています。

「蝶結び」はマナー違反

華やかな見た目の「蝶結び」の水引は慶事向きとして広く知られていますが、婚礼のシーンで選ぶとマナー違反にあたります。

「蝶結び」は結び目をほどいて何度でも結びなおせるため、出産や新築、昇進といった人生で何回あっても嬉しいお祝いごとで使うのが基本です。

結婚は何回も繰り返して良いものではないので、相手に不快な思いをさせないためにも、結婚内祝いの水引には「結び切り」を選びましょう。

結婚内祝いの熨斗(のし)の表書きの書き方は?

のし紙の水引の上側はのし上、水引の下側はのし下と呼び、それぞれに贈り物の目的や差出人の名前を書き入れます。
表書きの記入方法にもルールがあるので、結婚内祝いに適した書き方をしっかりとチェックしてください。

のし上の書き方

結婚内祝いののし上には、「寿」や「内祝」と書き入れるのが一般的です。すでに印刷されているものを入手した場合には、自分で記入する必要はありません。

手書きする場合には、毛筆か筆ペンで太くはっきりと書きましょう。
ボールペンや鉛筆を使うのはマナー違反にあたるので注意が必要です。黒の墨を使い、全体のバランスにも注意しながら濃く書き入れてください。

のし下の書き方

のし下には贈り主の名前を書き入れますが、結婚内祝いでは夫婦連名で記入するのが一般的です。
新郎の姓名を中央よりもやや右寄りに、新婦の名前を新郎の名前の左側に書くとバランス良く見えます。

ほかに、新姓のみを記入するケースや、ふたりの名前のみを記入するケースもあります。地域によってもしきたりが異なるので、迷った場合には家族に相談するのがおすすめです。

また、名前なしののしも、マナー違反ではありません。
大げさにしたくない場合やとくに親しい方に贈る場合には、名前を書かずに渡しても問題ありませんが、名前を記したほうが丁寧な印象を与えられます。

旧姓を記入したい場合

職場で結婚後も旧姓を使う場合、上司や同僚などへの結婚内祝いののしに旧姓を書きたい方も多いですが、のしには本名である新姓を記入するのが基本です。

相手に誰だかわかってもらえない心配がある場合には、両家の姓を並べて書いたり、メッセージカードや配達伝票などに旧姓を記載することをおすすめします。

結婚内祝いの熨斗(のし)の掛け方は?

結婚内祝いののしの掛け方には、品物にのしを掛けその上から包装紙で包む内のしと、包装紙の上にのしを掛ける外のしの2種類があります。
ここでは、それぞれの意味やふさわしいシーンを解説するので適した方法を選んでください。

結婚内祝いでは「内のし」が基本

結婚内祝いに掛けるのしは、のしが包装紙で隠れ控えめな印象を演出できる内のしを選ぶのが一般的です。さらに、汚れが付きにくいことから、プレゼントを郵送する場合にも内のしが適しています。

■外のしにしてしまった?
内のしか外のしかは厳密なルールが決まっているわけではないので、外のしにしてしまった場合にもそれほど心配することはありません。
また、地域によっては好まれる掛け方が違うため、気になる場合は家族に確認するのがおすすめです。

手渡しの場合は「外のし」を選ぶ

外のしは、包装紙の上からでも贈り物の目的や贈り主がすぐにわかるため、品物を直接渡す場合に適しています。
一般的には、結婚や出産など相手に喜ばしいことがあったシーンで使われますが、結婚内祝いを手渡しする方も外のしを選ぶのがおすすめです。

また、交友関係が広くたくさんの贈り物を受け取る方にお返しをするときは、贈り主がわかりやすい外のしが好まれることもあります。

結婚内祝いの金額相場は?

結婚内祝いは、もらったお祝いの金額や相手との関係性などによって適した金額が異なります。ここではケースごとに予算や相場をまとめているので、いくら程度の商品が良いか目安をチェックできます。

半返し~3分の1が基本

結婚内祝いの相場は、もらったご祝儀の金額の半返し~3分の1程度です。
もらった金額が3万円なら1万円~1万5000円を、1万円なら3000円~5000円程度を目安にして、お互いにとって負担にならない商品を選ぶことをおすすめします。

結婚祝いとしてお金でなく品物をいただいた場合にも、インターネットなどを使って値段を調べ、半分~3分の1程度の金額の内祝いを贈ってください。

贈る相手による目安

職場の上司や年配の親戚といった目上の方は、高額のお祝い金を包むことがほとんどです。
お返しとしてあまりに高価な商品を選ぶと相手に気を使わせてしまうので、もらった金額の3分1を目安に心のこもった結婚内祝いを贈りましょう。

また、部下や年下の兄弟など目下の相手には、半額程度の商品をお返しするのがマナーです。同年代の友人にも、半額ほどの内祝いを渡せば問題ありません。
以前に相手から内祝いをもらったことがある場合には、そのときと同じ程度の金額の商品を選ぶのがおすすめです。

高額のお祝いを受け取った場合

両親や祖父母は、お祝いだけでなく新生活を支援する気持ちも込めて、10万円を超えるご祝儀を包むことも少なくありません。
この場合にも、一般的な金額相場をもとに結婚内祝いを贈ると、相手の厚意を無下にしてしまいます。また、相手に心配をかけないためにも、無理のない金額で内祝いの予算を設定してください。

高額なお祝いをいただいた相手には、高価なお返しをするのではなく感謝を伝えることが大切。
手紙や電話でお礼の言葉を伝えるほか、相手の都合が良ければ新婚旅行のお土産を持って挨拶に行くのもおすすめです。

連名でお祝いを受け取った場合

友人グループや趣味仲間などから連名で結婚祝いを贈られた場合には、その金額を人数で割りひとり当たりの金額を算出します。それをさらに半額にしたものが、内祝いにかける金額の目安です。

会社関係の方から受け取った連名のお祝いにも、結婚内祝いを用意するのがマナーです。
ただし、相場にもとづいてひとり分を計算すると少額になることがあります。そういった場合には、相場にかかわらずお菓子の詰め合わせなど全員で分けられる商品を贈りましょう。

「お返しは不要」と言われた場合

結婚祝いのお返しを断る方にも、気持ち程度の結婚内祝いを渡すのがベターです。
それほど親しくない知り合いや気心の知れた友達など、相手との関係性にもよりますが、もらった金額の3分の1程度のお返しを用意しましょう。

少額なため内祝いはいらないと言われた場合には、食事に誘ったり新婚旅行のお土産を渡すなどして、さりげなくお返しをするのがおすすめです。

結婚祝いのお返しにおすすめのプレゼント紹介

出典 Brown Beans

ここでは、結婚内祝いとしてたくさんの方から選ばれている、特別感のある商品をご紹介します。
グルメから実用品までラインナップの幅が広いため、おすすめのポイントなどをチェックしながら相手に合うプレゼントを見つけてください。
また、気軽に渡せるものも高級なものも揃っているので、相場の金額に合った商品を選べます。

感謝の気持ちが伝わる結婚内祝いを贈ろう

日本に古くから伝わる習慣の「内祝い」は、時代とともにマナーも少しずつ変わっていますが、相手を思いやるという点は共通しています。
結婚内祝いを渡す際にも金額相場などのマナーを守ることは重要ですが、一番大切なのは感謝を伝えることです。

結婚を祝福してくれた方にも温かい気持ちになってもらえるような、素敵なプレゼントを贈ってください。