長寿祝いはしないほうがいい?喜寿や米寿などの年齢別にも解説

長寿祝いはしないほうがいい?喜寿や米寿などの年齢別にも解説

還暦や古希、喜寿といった長寿祝いは、人生の節目に健康長寿を願う大切なイベントです。しかし、長寿祝いはしないほうがいいという意見もあります。この記事では、長寿祝いはすべきではないのか、またなぜしないほうがいいとされているかについて、ギフトのプロが詳しく解説します。

長寿祝いとは?

長寿祝いとは、健康と長寿を願い祝福するもので、年齢によって名称の意味や由来が異なります。
種類は60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、100歳の百寿(紀寿)があります。

また、あまり知られていませんが、茶寿や皇寿、大還暦など100歳以降の長寿祝いも存在します。
長寿祝いそのものは中国から伝わった風習ですが、喜寿以降は日本発祥のものとされています。

長寿祝いをしないほうがいいと言われる理由は?

おめでたい行事である長寿祝いですが、場合によってはしないほうがいいと言われることがあります。
ここからは、長寿祝いをしないほうがいい理由や配慮すべき点について解説するので、ぜひ参考にしてください。

縁起が悪いため

長寿祝いをすると、そのあとに不幸が起きて次の長寿祝いを迎えられないと言われることがあります。
科学的な根拠があるわけではありませんが、縁起が悪いため長寿祝いはしないほうがいいと考える人もいます。また、タブー視する地域もあるので、周囲の環境に合わせておこなうようにしましょう。

年を感じさせるため

長生きはとてもおめでたいことですが、祝福される本人が「年を取った」「年寄り扱いされた」と感じてしまうこともあります。
年齢を重ねたことが本人にとってめでたくないことであれば、長寿祝いはしない方が無難です。

本人の気が抜けてしまうため

家族や知人と盛大に長寿祝いをしたあとに、本人の気が抜けて生きる気力を失ってしまうことがあると考えられることもあります。
ただし、これには科学的な根拠や統計はなく、迷信のひとつといわれています。

【年齢別】長寿祝いをしないほうがいいと言われる理由は?

長寿祝いをしないほうがいいとされる理由はいくつかあり、それは年齢によっても異なります。
ここからは、長寿祝いをしないほうがいい理由を年齢別に紹介します。

還暦(60歳)

昔は還暦に「家督をゆずる」という意味合いも含まれていたため、今でも女性の還暦は祝わないという考えを持つ人もいます。
また、長寿祝いは年齢を意識させる行事なので、お祝いされることを望まない女性も少なくありません。

古希(70歳)

古希にあたる70歳は男性女性ともに厄年とされています。
そのため、あまり盛大にお祝いはしないほうがいいと考える人もいるので、祝わわれる本人の考えや地域の風習を考慮して、古希祝いをおこなうかを決めましょう。

喜寿(77歳)

平均寿命が伸び続けている現代では、77歳でも若々しく元気な人がたくさんいます。喜寿を迎えても年寄り扱いをされたくない人もいるため、その場合は長寿祝いをしない方が無難です。

傘寿(80歳)

年齢を重ねている人ほど、「長寿祝いをすると長生きできない」といった迷信を信じている人も少なくありません。
地域の風習や慣例で長寿祝いはしないほうがいいとも考えられるため、80歳を迎えた相手が傘寿のお祝いに抵抗感を持つ人かどうか確認しておくことが大切です。

平均寿命を超えて米寿を迎えたことはとても素晴らしいことで、お祝いをしたいと考える人も多いです。
しかし88歳と高齢になると、外出や会食によって体に負担がかかることがあるので、長寿祝いをする場所や季節、時間帯を考慮することをおすすめします。

卒寿(90歳)

米寿と同様に、卒寿を迎える人も高齢で体に負担がかかるため、長寿祝いはしない方がいいといわれることがあります。
体力が心配な場合は、外出するのではなく自宅で食事会をしたり、メッセージやプレゼントを贈ったりといったお祝いの仕方がおすすめです。

長寿祝いはする?しない?

長寿祝いをするかしないかは、本人の意向や体調を第一に考えて決めることが大切です。
ただし、長寿祝いの種類が多すぎて、祝う側にも祝われる側にも負担になることがあります。
そのため、傘寿や卒寿を省略して、広く知られている還暦や古希、喜寿、米寿などに限ってお祝いをするケースも多いです。

長寿のお祝いの仕方は?

長寿祝いの仕方は、本人の希望を尊重して考えることが大切です。
祝福の方法は様々なので、心から喜んでもらえるような形でお祝いの気持ちを伝えましょう。

プレゼントを贈る

長寿をお祝いする気持ちを形にして表すためには、プレゼントを贈るのがおすすめです。
豪華な雰囲気のお花をはじめ、ケーキやお菓子、お酒などがプレゼントとして支持されています。また、名前や長寿祝いのイメージカラーを取り入れた記念品も人気です。

家族で食事をする

家族や友人と盛大に長寿祝いをするなら、食事会を開きましょう。
素敵なレストランや料亭で開催しても喜ばれますが、高齢で外出が負担になる場合は自宅でお祝いするのがおすすめです。

記念写真を撮る

記念に残る長寿祝いにしたいなら、お祝いの主役を囲んで記念写真を撮るのがおすすめです。
写真館やスタジオでプロのカメラマンに撮ってもらうことで、より一層素敵な思い出になります。

メッセージを送る

手紙やメッセージ入りのギフトを贈ると、健康長寿を祝福する気持ちがしっかりと伝わります。面と向かって言うのは照れくさいような感謝や労りも言葉にして届けましょう。

長寿祝いにおすすめのギフトも要チェック!

長寿祝いは本人の意向に沿って、無理のない範囲でおこなうことが大切です。
次の記事では、還暦や古希、米寿などの長寿祝いに最適なプレゼントをランキング形式で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。