お歳暮を送る時期はいつが正しい?いつからいつまでに送るか、関西・関東など地域別の時期なども解説

お歳暮を送る時期はいつが正しい?いつからいつまでに送るか、関西・関東など地域別の時期なども解説

1年の終わりには、お世話になった方に感謝の気持ちを込めてお歳暮を送りましょう。この記事では、月間700万人以上が使うプレゼント専門サイト ギフトモールに所属する贈り物のプロが、お歳暮を送る時期について解説します。相手に気持ち良く受け取ってもらうために、地域による違いなどをしっかりとチェックしてください。

お歳暮とは?

お歳暮とは冬の挨拶として贈るギフトで、読み方は「おせいぼ」です。その名の通り「歳(年)」の「暮れ」の時期に、1年間お世話になった方に贈ります。

上半期の感謝を込めて夏に贈るお中元に対し、お歳暮は1年の感謝の意味を込めたギフトなので、予算も少し高くなるのが一般的です。

お歳暮を送る時期はいつからいつまで?

お歳暮を渡す時期は11月下旬から年末までと幅広く、いつからいつまでという厳密な決まりはありません。
しかし地域によって風習が異なるので、とくにマナーに厳しい方に贈る場合には、適した時期を守ることをおすすめします。

関東

東京を含む関東では、ほかの地域よりも少し早く、12月1日から31日までにお歳暮を贈ることが多いです。
しかし、年末を帰省先や海外で過ごす方も多いため、11月下旬などかなり早い時期に送るケースも少なくありません。

関西

京都や大阪など関西では、事始めの日と呼ばれる12月13日から年末までにお歳暮を贈る習慣があります。事始めの日とは、お正月のお祝いの準備を始める日を指します。
現在でも歳末の忙しい時期を避けて、13日から20日までに到着するように送る方が多いです。

沖縄

沖縄のお歳暮の時期は、12月1日から25日頃までです。本州から沖縄に贈り物を郵送する場合には時間がかかることがあるので、余裕をもって手配することをおすすめします。

その他の地方

北海道や北陸、東北地方では、お歳暮は12月10日から20日頃に送るのが一般的です。東海や四国、九州地方も同様で、基本的に年末の忙しい時期の前に受け取れるように手配します。

全国的にお歳暮を贈る時期は早まる傾向にあるので、迷った場合には12月に入ってからすぐに送るのがおすすめです。

お歳暮を送るのが遅れてしまった場合は?

お歳暮を贈る時期が過ぎたら、日にちに合わせてお年賀や寒中見舞いとして贈り物を渡してください。
お歳暮をもらってからお返しする場合にも、年内であればお歳暮、年が明ける場合にはお年賀・寒中見舞いとします。

お年賀として贈る

お歳暮が届くのが年明けになってしまう場合には、のしの表書きを「お年賀」に変えて贈れば問題ありません。

お年賀として贈り物を渡せるのは、松の内の期間です。松の内は、関東では年明けから1月7日までを指しますが、関西では15日までを指すため注意してください。

また、お年賀はお祝いの贈り物なので、相手が喪中の場合には、しばらく待ってから寒中見舞いとして贈りましょう。

寒中見舞いとして贈る

松の内の期間にも間に合わない場合や相手が喪中の場合には、お歳暮の代わりに寒中見舞いを贈るのが一般的です。のしには、「寒中御見舞」や「寒中御伺」と記入しましょう。

寒中見舞いとして贈り物を渡せるのは、松の内が明けてから立春までの期間なので、早めに手配をしてください。

お歳暮を贈る時期に関するQ&A

会社へお歳暮を渡す時期は?

企業宛てのお歳暮を贈る時期も個人に渡すときと同様で問題はありませんが、近年では繁忙期を避けるために早まる傾向にあります。

また、会社が年末年始の休暇に入ってしまうことがないように、いつ渡すか迷った場合には12月上旬に贈ることをおすすめします。

喪中の場合のお歳暮を贈る時期は?

お歳暮はお祝い事ではなく季節の挨拶なので、自分が喪中でも相手が喪中でも贈ることができます。しかし、相手の気持ちに寄り添うために、四十九日が終わり忌が明けてから送るのがマナーです。

また、のしは水引がついたものではなく、無地の奉書紙か白い短冊を選びます。

11月中旬にお歳暮を贈るのはあり?

年末の挨拶として渡すお歳暮は、ほかの地域よりも早い関東でも12月に入ってから贈るのが一般的です。

11月に贈ると、販売店で早割をはじめとする割引を受けやすいのが魅力です。また、早い時期に届けば目立ちやすいといったメリットもあります。
さらに、冬休みに帰省する場合や長期旅行する場合も、早めに届いたほうが喜ばれます。

それでも、11月中旬に届くとマナー違反だと思われてしまうことも考えられるので、12月に入ってから届くように手配することをおすすめします。

適した時期をチェックしてお歳暮を気持ち良く受け取ってもらおう

年末の忙しい時期に贈るお歳暮は、相手のライフスタイルや地域の風習などを考慮して渡すのがおすすめです。
社会人として恥をかくことや、目上の方に失礼なことがないよう、適した時期に贈りましょう。