播磨の小京都三百年の歴史をもつ「たつ乃屋」


市販の醤油と比べてみてください。昔ながらの
醤油とは本来こういう味なんです。

■たつ乃屋

庄分酢では、一年中純米酢や醸造酢などの食酢を醸造しています。その製法は発酵や熟成に時間をかけた丁寧なものです。二十石の木樽や発酵槽に入れられゆっくりと時を過ごします。酸の発酵ガスが金属を腐食させるため木桶や蔵の造りには金属の使用を極力控えています。酢職人たちは菌を見守り、微生物の働きを促してやります。冷え込みが厳しければ布団を被せるように木桶にむしろを巻いてやり、蔵の戸を開けます。絶えず「酢の成長」を気にかけているのです。


■老舗醤油屋が木と石の重みで絞る三年熟成もろみ。

良質の丸大豆を播磨の清水で熟成させ三年経過したもろみを、木と石の重みによりじっくりと絞る昔ながらの製法で造り上げました。
艶やかでコクのある味わいは、煮炊き物の他にかけ醤油としてご使用いただけます


■お醤油は何にしても、お料理のキーポイントになる大事な調味料です。

このお醤油の品質で、料理の味は左右されると言っても過言ではありません。
醤油は日々の生活の中でも使用頻度が高く、水や塩などと同じくらい気をつけたいものです。
市販の塩角のきつい醤油とは違います。
近頃は色々な所で無添加のお醤油を見かけますが、醤油蔵の香りがするお醤油には、なかなかめぐり会えません。。
三年醤油は、たつ乃屋に住み着いている蔵酵母が蔵独特の味を醸し、醤油の豊かな風味を作り出しています。
香りがとてもよく、コクがあり、まろやかな深い味わいです。
古き良き伝統、手作りならではの良い仕事をしている証しと言えます。
このお醤油を使うと、もう他のお醤油は使えません。



【アルコールについて】

■どのような目的でアルコールを使用するかが問題です。

発酵過程でアルコールは自然発生していますが熱殺菌で濃度は下がります。三年醤油の少量のアルコール添加は白カビ発生を抑えることを目的としています。

白カビは産膜酵母ともよばれていて家庭で醤油づくりをしていたり、量り売りをしていた時代には日常茶飯事として発生していたもので、体内に入っても無害なので布でこして普通に使っていたそうです。

白カビ(産膜酵母)の発生を防ぐ3つの要素。
・塩分が高いこと
・うま味成分（窒素量）が高いこと
・アルコール濃度が高いこと

この3つがバランスよく高ければよいのですが、どれか一つが低い場合には、不足しているものを補う必要があります。アルコールを加えたくなければ塩分濃度を高めれば白カビを防ぐことができ、原材料表記にアルコールは記載しなくて済みますが、3つのバランスを保つために三年醤油はアルコールを添加しています。

醤油を安価に流通させることを目的に、うま味成分が低い醤油にアルコールを添加した商品ではありませんのでご安心ください。
三年醤油は安全なおいしいお醤油です。