未経験の酒粕仕込み　日光醤油「誉」

日光醤油「誉」が誕生した年は、
一生忘れることのできない2020年。
このときでなければきっと造ることはなかった、
まさに奇跡のコラボレーションでした。

日光産の酒米だけで造る渡邊佐平商店の純米吟醸「日光誉」は、
酒粕までやさしい味わい、まるで日本酒そのもの。

「普段飲んでいる日光誉の酒粕を醤油に仕込んだらどうなるだろう？」

通常我々は漬物作りのために米糀を厳選した醤油に仕込みますが、
そこに酒粕を仕込み、発酵させるのは未経験です。

しかし、米糀も酒粕も元を辿れば「米」
初めての酒粕仕込み醤油…でもきっと美味しくなる。
そう確信して初醸造に挑みました。

2020年初醸造した日光醤油「誉」は、
謂わば羅針盤も持たないまま未知の海に出たようなものでした。

2021年以降はその年ごとに味の変化を楽しめるよう、
毎年造りを変えていきます。

日光の米にこだわった、日光醤油「誉」
日本酒の神秘が詰まった誉れ高きこの味わいが、
皆様の求めている味わいであることを願っています。​


【日光醤油「誉」vintage 2020】
この醤油は日光の地に産声を上げた弊社が地元酒蔵と最も根幹の部分で協力し、
共に未来へと歩を進めることができた記念すべき品です。

何かといろいろあった2020年。
振り返れば商品設計もなく、どんな味になるか見当もつかず、
それでも「きっと美味しくなる」と信じて初醸造に踏み切りました。

この醤油を造ったことでたくさんの方と話ができるようになり、
なんとバウムクーヘンの材料にもなりました。

こんな時代に「夢」を語れるきっかけにもなった、
弊社にとっても大きな転機となった日光醤油「誉」vintage 2020。

皆様の食卓でのどんなシーンにも調和するよう、
ワインボトルのデザインを採用いたしました。

譜代相伝は「米の甘み」にこだわったため、
”ごはん”や”もち”等によく合うのに対し、
日光醤油「誉」はさらに日本酒由来のより複雑な味わいのため、
”肉”や”魚”に相性が良いようです。


【日光醤油「誉」vintage 2021】
2021年　日光誉の酒粕も今回必要な量も確保し、
醤油の仕込みにも万全の態勢で臨みました。

ようやく出荷が始まった日光醤油「誉」vintage 2021 は、
原料も仕込みのタイミングも製法もすべて新たに取り組んだ、
まったく新しい日光醤油「誉」となりました。
少し残存するvintage2020 との味くらべもぜひお楽しみください。

日光醤油のろばたづけ文挾町本店