記念品とは?意味や贈るシーン、人気商品などについて解説

記念品とは?意味や贈るシーン、人気商品などについて解説

記念品は、お祝いや感謝の気持ちを伝えるために贈られることが多いです。この記事では、記念品とはどのようなシーンで贈られるものかということや、記念品におすすめの商品をギフトのプロがご紹介します。記念品を贈る際のマナーについても解説するので、大切なイベントで失敗しないようぜひ参考にしてください。

記念品とは?

記念品とは、お祝いの気持ちを表したり思い出を残したりするために贈られるギフトです。また、特別なイベントはなくても、感謝を伝えるためにお礼の意味で贈る場合もあります。

記念品としては、自分では買わないような上質なものや高級ブランドのものが多く選ばれます。さらに、名前や日付を刻印した世界にひとつのアイテムも人気です。

記念品とはどんなシーンで贈られるもの?

記念品とは、人生の節目やお祝いごと、イベントの際に贈られるギフトです。
ここからは具体的にどのようなシーンでどんな相手に贈られることが多いかを解説します。

卒業・卒園記念

保育園・幼稚園の卒園や小学校・中学卒業のお祝いでは、学校や親族などから記念品がよく贈られています。
卒園・卒業後の新生活で活躍する文房具や実用品が選ばれることが多く、とくに長く使い続けられるような上質なものが人気です。

卒団・部活引退の記念

スポーツクラブの卒団や部活の引退では、これまでの努力をねぎらう気持ちを込めて記念品を贈ります。
引退記念品としては、野球やサッカーといったスポーツや吹奏楽の楽器などをモチーフにした、仲間と一緒に頑張ってきた日々を思い出せるようなオリジナリティのあるものが多く選ばれています。

結婚・婚約記念

結婚・婚約の記念品やその返礼品を贈る場合、ふたりきりのときだけでなく、結納や両家顔合わせの食事会などで渡すケースも多いです。
男性から女性への婚約記念品には指輪やネックレス、女性から男性には時計やスーツがよく贈られています。

結婚式で贈る両親への贈呈品

結婚式では新婦が両親への手紙を読むことが多く、その際新郎・新婦ともにそれぞれの両親に感謝の気持ちを込めて記念品を贈呈することがあります。
豪華な花束をはじめ、記念に残るメッセージ入りの時計や写真立てなどを贈ると喜ばれると思います。

結婚記念日

結婚生活が長くなるほど夫婦で一緒にいることが当たり前に感じられがちですが、結婚記念日にはペアアイテムなどを贈って感謝と愛情を伝え合いましょう。
結婚10周年のような節目には、上質なギフトを贈ると大切に長く使い続けてもらえます。また、金婚式や銀婚式には子どもや孫から記念品を贈るのもおすすめです。

長寿祝い

長寿祝いの際、長生きを祝福するとともに今後の健康と幸福を願う気持ちを込めて、家族や親族から記念品を贈ります。
還暦は赤、古希は紫、米寿は黄色などそれぞれテーマカラーがあるので、それを取り入れたプレゼントがよく贈られています。

成人式

成人式を迎えた人には、晴れて大人の仲間入りをしたことを盛大に祝福するために、記念品を贈りましょう。
社会人になってから使えるものや、万年筆や腕時計など大人にふさわしい上質なアイテムを贈ると、長く愛用してもらえると思います。

先生への贈呈品

子どもの卒園や卒業の際には、お世話になった先生に謝恩会などで感謝の言葉とともに記念品を贈ると喜ばれます。
子どもたちのことを思い出してもらえるような写真やメッセージ入りのギフトが、記念品として人気を集めています。

出産記念

出産記念は、赤ちゃんの誕生という特別なできごとを祝福し、形にして思い出に残す風習です。
日本ではへその緒を桐の箱に入れたり、手形・足形を残したり、胎毛や髪の毛を筆に仕立てたりすることがあります。
欧米では銀のスプーンやベビーリングを贈ることが多く、日本でもそうしたメモリアルギフトを贈る人が増えてきています。

【ビジネス関係】記念品とはどんなシーンで贈られるもの?

記念品とは祝福や感謝の気持ちを伝えるギフトでもあるので、ビジネスシーンでも様々な相手に対して贈られています。
記念品を贈る目的や対象の相手に注目して、記念品選びに役立ててください。

退職記念

退職する方には、お世話になったことの感謝が伝わる記念品を渡して新たなステージへと送り出しましょう。
また、人生の大きな節目である定年退職を迎えた方には、長年の労をねぎらうとともに第二の人生のスタートを祝福する気持ちを伝えてください。

会社の周年記念・創立記念

企業の創立記念や周年記念には、社員や取引先など関係者を集めてイベントをおこなったり記念品を配ったりします。
とくに周年記念では5年、10年といった大きな節目を盛大に祝うことが多く、記念品のランクも上がる傾向があります。

永年勤続などの表彰

福利厚生制度や社内表彰制度の一環として、社員の永年勤続を表彰する企業も多いです。
10年ごとにおこなわれるのが一般的で、労いや感謝を伝えるために褒賞金や記念品が贈呈されます。

異動・転勤する人への送別品

職場の異動や転勤する人には、これまでの感謝や新天地での活躍を願う気持ちを込めて餞別を贈りましょう。
ただ記念品を渡すだけでなく、送別会や壮行会を開いて門出を盛大に祝うとより一層喜んでもらえると思います。

記念品として人気のものは?

記念品は、大切な日やイベントを華やかに演出し、相手の心に残るものを選ぶことが大切です。
ここでは「記念品といえばこれ!」という定番ギフトを紹介するので、ぜひチェックしておきましょう。

名前や写真入りのオリジナルグッズ

名入れした文房具やロゴ入りのハンカチ、似顔絵や写真入りのマグカップなどのオリジナルグッズは記念品としてとても人気があります。
実用品であっても名前や写真が入るだけで特別感が生まれるため、長く大切にしてもらえると思います。

記念に飾っておけるもの

写真立てや置き時計のように飾っておけるものは、記念品の定番として支持されています。
木製のフォトフレームやクリスタル製の表彰盾など種類も豊富なので、相手の好みやシーンに合わせて選べるところも魅力です。

日常的に使えるもの

マグカップやタンブラーなど毎日の生活で使えるものを記念品として贈ると、手に取るたびに感謝や祝福の気持ちを感じてもらえます。
ハンカチやタオルのように手頃な印象があるアイテムは、おしゃれなものや上質なものを選ぶと喜ばれると思います。

文字入れできるお菓子

「おめでとう」といった文字入れができるクッキーなどのお菓子は、大勢の人に渡す記念品として多く選ばれています。
手元に残らない消えものなので、創立記念のように毎年配る場合でも受け取った人の負担になりにくいと思います。

記念品で贈ってはいけないものは?

記念品は、お祝いごとや人生の節目に贈られるため、縁起が悪いものや失礼に当たるものは避けましょう。
具体的には死や苦しみを連想させる櫛や、別れの象徴であるハンカチ、刃物はNGとされています。
また、目上の人に対しては靴下のような踏みつけにするものを贈らないようにするなど、相手やシーンによって適切でないアイテムもあります。

記念品として人気のアイテムをチェック!

記念品は、祝福や感謝の気持ちがしっかりと伝わるように相手のことを考えて贈りましょう。
次の記事では記念品の人気ランキングをご紹介しているので、こちらもあわせてチェックしてください。