出産内祝いとは?意味やマナー、誰に贈るかなどについても解説!

出産内祝いとは?意味やマナー、誰に贈るかなどについても解説!

出産祝いをいただいたら、きちんとお返しを贈って感謝の気持ちを表しましょう。今回は、月間700万人以上に利用されるプレゼント専門サイト ギフトモールに在籍するギフトのプロが、出産内祝いとは何かを詳しくご紹介します。内祝いを気持ちよく受け取ってもらうためのマナーやのしについて、NGのものなどを、ぜひ参考にしてください。

出産内祝いとは?

出産内祝いとは、出産祝いに対するお返しに当たります。「お祝いをくださりありがとうございました」というお礼の気持ちをこめて贈りましょう。

出産内祝いの本来の意味は?

内祝いとは「身内のお祝い」を意味し、自分の家のおめでたい出来事に対して、お世話になっている人と喜びを共有することを目的とした贈り物を指します。

そのため、出産内祝いは本来、「赤ちゃんが生まれたので幸せをおすそ分けします」という意味合いで渡すものです。
出産の報告も兼ねて、出産祝いをもらったかどうかにかかわらず贈られていました。

出産内祝いの起源

出産内祝いとは、昔の風習であった宴席が起源とされています。当時は出産すると、お世話になっている人を自宅に招き、赤ちゃんのお披露目をするのと同時に招待客をおもてなししていました。
帰るときに渡していた手土産や、出席できなかった人への贈り物が出産祝いのお返しの由来です。

出産内祝いは誰に贈る?

誰に贈るか決まりはありませんが、基本的に内祝いとは、出産祝いをいただいた人全員にお返しするものです。

ただし、両親や親戚などに「内祝いはいらないよ」と言われたときは、無理に贈ると気を使わせてしまうこともあります。
その場合、出産内祝いは必要なしと考えても問題ありませんが、赤ちゃんの写真を添えたお礼状を渡すなどしっかり感謝の気持ちを伝えてください。

出産内祝いのマナーとは?

ルールを守って出産内祝いを贈ると、相手に好印象を与えられます。贈る時期とは、贈り方とはなど、基本的なマナーを押さえてください。

出産内祝いを贈る時期

出産内祝いを贈る時期の目安は生後1ヶ月頃で、遅くとも生後2ヶ月までにはお返しを渡しましょう。出産後しばらくしてからお祝いをいただいた場合は、受け取ってから1ヶ月以内に贈ってください。

ただし、この時期は体の不調を感じるママも多いです。出産前に、価格別に候補を上げたりお世話になっている人のリストを作ったりしておくことをおすすめします。

相手が喪中の場合は?

喪中の相手へ出産内祝いを贈る時期は、忌明けが目安です。忌明けとは、お祝い事への参加がタブーとされる忌服の期間が終わる49日目を指します。
ただし、49日を過ぎても悲しみが癒えるわけではありません。状況によってはお返しを控えて、お礼状だけ渡すのもおすすめです。

出産内祝いの贈り方

直接手渡しすると、相手への気持ちが伝わりやすいですが、会うことが難しい場合は出産内祝いを郵送しても問題ありません。
いずれにしても、連絡せずに突然訪問したり送ったりすることはルール違反です。前もって、相手の都合が良いタイミングを聞いておきましょう。

命名札やメッセージカードを添える

命名札とは、名前を書いた短冊のような札です。出産内祝いと一緒に受け取った命名札を部屋に貼って、誕生をお祝いする習慣がある地域の人への品物には命名札を添えましょう。
名前をお披露目するものとしては、メッセージカードもおすすめです。

出産内祝いの熨斗(のし)のマナー

縁起の良い紅白で、何度あっても良いことを表す蝶結びの水引ののしを選んでください。のし上には、「出産内祝」や「内祝」と書きます。
のし下には、赤ちゃんの名前だけをふりがな付きで記入しましょう。苗字を入れないことが、のしの名前の一般的な書き方です。

また、お礼を目的とした出産内祝いには控えめな内のしが適していますが、手渡しする場合は品物の向きがわかる外のしをおすすめします。

出産内祝いの金額相場は?

いただいた出産祝いの金額の、半額~3分の1程度のものを選びましょう。商品の相場は、インターネットで調べると把握しやすいです。

ただし、出産内祝いとはお祝いのお返しを指すため、高額すぎると相手に気を使わせてしまいます。
とくに、親や親戚への内祝いは3分の1でも高価になることも多いので、3分の1より予算を抑えつつ感謝の気持ちがきちんと伝わるものをセレクトしてください。

出産内祝いの品物は何が良い?

出産内祝いとは、お祝いをくださった人へのお礼の品なので、一般的なプレゼントのような大げさなものはふさわしくありません。
お返しとしてもらって嬉しいと思われるものと、失礼に当たるものをチェックしてください。

出産内祝いにおすすめのギフト

日持ちして相手の負担にならない、お菓子などの食べ物が適しています。また、タオルをはじめたくさんあるほど助かる日用品も出産内祝いとして喜ばれます。
なかでも、自分ではあまり選ばない人気ブランドの商品などクオリティの高さにこだわって作られているものがおすすめです。

出産内祝いにタブーなもの

「縁を切る」という意味につながる刃物や「別れ」をイメージさせるハンカチなど、縁起の悪いものはNGです。
目上の人に贈る場合はとくに、「踏みつける」と捉えられることもある履物も避けてください。また、現金や商品券も出産内祝いとしてタブーに当たります。

マナーを守った出産内祝いを

出産内祝いとは、いただいたお祝いに対するお礼で、同時にいつもお世話になっている人との良好な関係を保つための贈り物でもあります。
どの商品にするかはもちろん、予算や贈る時期のマナーも守って、喜ばれるお返しを贈ってください。