お歳暮のお返しをするときには、相手に不快感を与えないようにマナーを守って品物を贈りましょう。今回は、月間700万人が利用するプレゼント専門サイト ギフトモールの編集部が、お歳暮のお返しをする際のマナーを解説します。さらに、お返しの品にふさわしい商品もあわせてご紹介しているので、失敗したくない贈り物を探している人も必見です!
お歳暮をもらったら、基本的にお返しは不要です。お歳暮は感謝の気持ちを込めて贈るギフトなので、お返しなしでも失礼に当たらないとされています。
しかし、とくにお世話になった人などへどうしてもお返しをしたいときは、返礼品を渡す場合もあります。
お歳暮が手元に届いたら、なるべく早く、品物を受け取ったことの報告と感謝の気持ちを書き記したお礼状を送りましょう。
手紙やはがきを送るのが一般的ですが、親しい間柄の人であれば電話やメールでお礼をしても問題ありません。
お歳暮はフォーマルなギフトなので、お返しをする際にもマナーを守ることが大事です。基本的な返し方やお返しを贈る時期、相場をしっかり押さえておきましょう。
お歳暮のお返しはいつまでに贈るかというと、一般的なお歳暮の時期とされている12月20日までが目安です。
年末は忙しくしている人が多いので、相手に迷惑がかからないように、日にちに余裕を持って手配してください。
年内にお返しができないときや、都合によりお歳暮のお返しをするのが遅くなったときは、年明けに渡しましょう。
年始であれば元旦から松の内の間に「お年賀」として、松の内より遅くなる場合は2月の立春までに「寒中見舞い」としてお返しの品物を贈ります。
お歳暮のお返しの相場は、相手からいただいた品物より少し下の金額~半額程度です。
あまりにも高価なものを贈ることは「今後のお歳暮を断る」という意思を表すと言われているため、とくに慣習を重んじる人へお返しを贈る際には十分気を付けましょう。
お歳暮のお返しを贈る際にも、熨斗(のし)をつけて贈るのがマナーです。
表書きは、年内に渡す場合は「お歳暮」や「御歳暮」、年始~松の内に贈る際には「お年賀」と記します。
松の内以降に渡すなら「寒中御見舞」と書くのが一般的ですが、目上の人であれば「寒中御伺」とすると丁寧です。
水引の下には、贈り主の名前をフルネームで記入してください。
お歳暮のお返しとして、相手からもらった品物と同じものを贈ることはNGです。同じものを渡すことは、お歳暮を贈り返しているとみなされるため、かえって失礼にあたります。
お歳暮のお返しをする際には、相手との関係性によって気を付けるべき点が異なります。
ここでは、取引先の会社や親戚など、お返しを贈る人別のマナーを解説するので、ぜひ参考にしてください。
取引先の会社や、職場の上司をはじめとする目上の人へお歳暮のお返しを贈るときは、お礼状を送った後に品物を手配するのがマナーです。
お返しの品物は、相手からもらったものの同額以下〜半額程度の商品を選んでください。
自分の両親や兄弟からお歳暮をもらったら、親しい間柄であってもきちんとお礼をしましょう。はがきや電話のほか、メールやラインでお礼を伝えても問題ありません。
お歳暮のお返しは、形式にとらわれず相手のニーズに合う品物を贈るのがおすすめです。親しい間柄だからこそわかる趣味にマッチするものを選べば、よりいっそう喜ばれます。
義実家など、日頃からお世話になっている親戚からお歳暮が届いたときは、無事に品物を受け取ったことの報告も兼ねてすぐにお礼の連絡をしてください。
取り急ぎ電話でお礼をした後、お礼状を送るとより丁寧な印象を与えられます。
お返しの品物は、相手の家族構成や年齢を考慮して選ぶのがおすすめです。
お歳暮は感謝の気持ちを伝えるためのギフトなので、喪中であってもお返しの品を贈ることは問題ありません。ただし、忌中の時期は控え、四十九日が過ぎた忌明け後に返礼品を渡しましょう。
また、のし紙については水引なしのものを選んでください。
やむを得ない事情によりお歳暮をお断りする場合は、今後お歳暮は不要であることを書き添えたお礼状を送るのが一般的です。
またお礼状でお断りするだけでなく、もらったもの以上の価格の品物を贈って、お歳暮を辞退する意思を示す方法もあります。その場合は、表書きに「御礼」と書いて品物を渡しましょう。
ここからは、お歳暮のお返しとして選んで間違いない商品のみをご紹介します。実際に多くの人から選ばれているものばかりなので、自身を持って渡せるギフトが見つかります。
お歳暮のお返しをするときは、相手との関係性を問わず、なるべく早くお礼の連絡をした後に品物を贈るのが基本です。
今後も相手と良い関係を続けていけるように、基本的なマナーを守ってお返しの品を渡しましょう。