今回は、お義母さんに母の日のプレゼントをあげる・あげない割合について、全国の100人の既婚女性を対象にアンケート調査を実施。月に700万の訪問者を持つギフトモールの編集部で分析し、母の日シーズンの購買状況などもあわせて解説します。義母への母の日のプレゼントをやめたいと思っている人の参考になる情報もお伝えします。
お義母さんへの母の日のプレゼントは、あげるべきなのか悩む人が増えています。そのお悩みの裏には、やめたいけどあげるべきなのか、という気持ちが隠れている印象です。
一般的には、「あげるべき」「良好な関係性を築いておくためにも必要」と考える人の割合が多い傾向で、アンケート調査でも義務でもあげているという声が集まりました。
プレゼント専門サイト ギフトモールでは、2024年3月に20代~50代の義母を持つ女性100人にアンケートを実施しました。
その結果、73%が義母に母の日のプレゼントを贈るという回答で、大半を占めています。
とくに50代の女性から贈る割合が他の年代より多く、70代の母への母の日のプレゼントがよく検索されている状況と一致します。
義理の母へのプレゼントはあげるべきか毎年悩む、やめたいという声も多く聞かれますが、実際には贈っている人が多いようです。
アンケート調査のなかで、義母に母の日のプレゼントを「あげない」「何もしない」という人に理由をお聞きしました。
マイナスの理由だけでなく、義母を気遣ってあえて贈らないケースもあるようです。ここでは、一部の声とあわせて解説していきます。
母の日にプレゼントを贈ると、義母がお返しを用意してくれるという声がいくつかありました。
贈るケースでそのやり取りが嬉しいという意見もありますが、義母を思ってあえて贈らない優しさもあるようです。
義母に母の日のプレゼントを贈る人からは、結婚した当初からの「習慣になっている」という声が多く聞かれました。
反対に「習慣がない」という意見では、そもそも義母以外にもプレゼントをあげることに慣れていないなど、環境による影響もあるようです。
編集部で母の日のプレゼントを調査していると、「ネタ切れ」「何がいい」などで毎年悩むという人の割合が多い傾向です。
結婚してから毎年訪れる母の日が来るたびに、義母に何をあげるか考えるのが億劫という声もよく聞きます。
考えるのが大変という場合には、毎年お花、毎年お菓子など、ジャンルを決めてしまうと贈りやすくなることもあります。
関係性の問題も大きいようです。性格が合わなくて嫌い、結婚式の後会っていない、遠方で会う機会がないなどであまり仲が良くなく、プレゼントをあげたくないという声も聞かれました。
反対に、母の日のプレゼントを義母へあげるケースでは、仲が良くプレゼントを贈り合っている、日頃の感謝を伝えたいという人の割合も多かったです。
義母と気を使わない間柄だったり、物欲がない義母の場合では、「いらないと言われてやめた」というケースもありました。
この場合は、母の日にプレゼントをあげるのではなく、日常のなかでさり気ない形で感謝を伝えると受け取ってもらえるかもしれません。
少数ではありますが、母の日のプレゼントを渡したときに義母が喜ばないという経験から、贈るのをやめたという人もいます。
実母ならまだしも、義母のライフスタイルや好みにマッチするプレゼントを選ぶのはどの家庭でも大変だと思います。
何が喜ばれるかわからないときは、相手に選んでもらえるカタログギフトや体験チケット、形に残らない食べ物・飲み物やお花などの消え物をあげると困らせることが少なくなります。
ただし、食べ物は好みが分かれにくいものを贈ることと、健康状態を確認しておくことをおすすめします。
夫と相談して、それぞれ自分の親に母の日のプレゼントを贈っているケースもあります。
好みもわかっている旦那さんからの方が、義母にとってももらって嬉しいものがもらえて良いのかもしれません。
嫁から義母へプレゼントを贈るのをやめたい場合は、旦那さんと話してみるのもひとつの方法です。
母の日のプレゼントを義母にあげるという人の意見は、前向きな理由と習慣・義務で贈る割合が半々でした。
● プラスの理由
・子どもがお世話になっているお礼
・離れて暮らしていて、交流の機会、感謝を伝えるいい機会になっている
● 義務的な理由
・習慣になっている
・良好な関係を築きたいから
義母にあげる母の日のプレゼントをどうするか、考えるのがめんどくさい、いつまで贈ればいいかといった、「やめたい」お悩みを抱えている人の割合も増えている傾向です。
これまで贈ってきたものをやめるのも、印象が悪くなりそうで不安という人も多いかと思います。
ここでは、やめるための方法をご紹介します。
ひとつの方法として、夫から義母に「今後、母の日のプレゼントはやめる」と伝えてもらうという方法があります。
その場合は、「今年から贈らない」ではなく「今年で最後にする」とすると、少し印象が良くなるでしょう。
または、旦那さんと相談して「今年からは夫から贈る」とするのも良いと思います。
これまで毎年あった母の日のプレゼントが急になくなると、お義母さんからすると「何かしたかな?」などと不安になってしまう可能性があります。そのため、何かの方法で伝えておくのがおすすめです。
ただし、何も言わずにスルーして、あげるのをやめたという人もいます。
母の日のプレゼントでなくても、習慣を変えるのは難しいものです。その場合、何かのきっかけがあればやめやすくなります。
家族関係のなかで孫ができることは最大の変化で、実際に出費が多くなることも考えられるため、このタイミングがやめやすいです。
赤ちゃんの写真を送ったり、子どもが少し大きくなったら孫からお義母さんに手作りのプレゼントをあげるのも良いと思います。
結婚してから贈り続けて10回目、義母の60歳・70歳の節目に迎える母の日など、キリの良いタイミングでやめるのも自然だと思います。
この場合は、最後の年にこれまでよりやや高価なものを選んで、「プレゼントはこれで最後だから贅沢な気分を味わって」などと伝えるのがおすすめです。
節目のプレゼントには、レストランの食事券や、温泉ギフトなどをあげるのも良いでしょう。
義母に母の日のプレゼントを贈るケースが多く、贈らないといけないと義務に思っている人も多いでしょう。
最初に頑張ってしまうとやめ方がわからない、習慣を変えにくいという状況になってしまうため、まだ贈っていない場合は贈り始めないのもひとつの方法だと思います。
離れて暮らす場合は、LINEなどで感謝を伝えるメッセージを送ったり、孫の写真を送ったりするだけでも喜んでもらえるのではないでしょうか。
母の日のプレゼントを義母にいつまであげるといいのか悩む人の割合も多いですが、義母が亡くなるまでずっと贈り続けるのが一般的です。
「いらない」と思っている義母もいるようなので、関係性によっては本人と話してみるか、夫に聞いてもらっても良いかもしれません。
少数ですが、義母がいらないと言ってくれるまで贈っていたという人もいます。
義母への母の日のプレゼントとして、「毎年お花」など同じ系統のものを贈る人と、毎年異なるものを贈る人に分かれる傾向があります。
アンケート結果を見ると、毎年異なるものをお義母さんへあげるという人の割合が多く、悩みながら選んでいることがよくあるようです。
実際に2024年のデータでは定番を外した「物」の人気が高く、ネタ切れ需要が見られました。
贈らないという人からは、「プレゼントを考えるのが億劫」という声も聞かれます。
その場合は、お花、お菓子、ご飯のお供など、同じジャンルのなかで毎年贈れるものを検討すると、比較的悩まずに選べると思います。
一年に一度の母の日には、義母に何のプレゼントあげると良いのか悩んでいる人のために、広く喜ばれるものをご紹介します。義母の性格や好みを考慮して、マッチするものを見つけてください。
消え物であるスイーツや食べ物は、花以外の母の日のプレゼントの定番で、毎年多く贈られています。残らないものなのでお義母さんの負担にならず、使ってもらえなかったということも避けられます。
毎年変わるトレンドのお取り寄せグルメなど、話題性のあるものを選ぶのもおすすめです。
きれいなお花は、もらって嫌な気持になる女性は少ないです。定番のカーネーションのほか、長く楽しめる紫陽花や胡蝶蘭などの鉢植えも、母の日のプレゼントとして人気があります。
花瓶を持っているか、水換え・水やりなどのお手入れをする時間があるか、そのまま飾れる楽なフラワーギフトが良いかなど、ライフスタイルを考えて選ぶとより喜んでもらえるでしょう。
実用性を求める性格の義母への贈り物には、花時計やフラワーフォトフレームなど、お花をあしらった物もおすすめです。
義母にとってかわいい孫はとても大きな存在で、会えたり写真を見れたりすることを楽しみにしています。
孫の写真を使ったオリジナルのキーホルダーやマグカップなどの特別なアイテムは、母の日のプレゼントにもぴったりです。
写真を変えてオーダーできるため、同じジャンルで毎年贈りたいときにも適していると思います。
結婚後に初めて迎える母の日には、手紙を渡して「これからよろしくお願いします」というメッセージを伝える人が多いです。
家族になったお義母さんに、何かとお世話になる機会も多くなるので、気持ちを形にして伝えるのは良い方法だと思います。
結婚前の婚約中、お義母さんに母の日のプレゼントをあげる割合はごく少数です。
良い印象を持ってもらいたくて贈るという声もありますが、義母からすると「まだ母ではない」「結婚していないのに」とマイナスの気持ちを抱いてしまうこともあるようです。
関係性によるところが大きいため、状況をよく考えて彼氏とも相談しておきましょう。
また、結婚して数年贈り続けた後にやめたいという経験者が多いので、始めるときはとくに慎重に決めることをおすすめします。
これからもお義母さんに母の日のプレゼントを贈る人も、今年を最後にやめようと思っている人も、おすすめの母の日のプレゼントの特集をチェックしてみてください。
贈るものが思いつかなくてやめたい場合でも、プレゼントのアイデアが浮かぶかもしれません。ギフトモールのプレゼントが、義母との良好な関係を築くきっかけになると嬉しいです。