退職祝いのお返しは必要?個人的にもらった場合についてやお礼状のメッセージ文例なども紹介

退職祝いのお返しは必要?個人的にもらった場合についてやお礼状のメッセージ文例なども紹介

今回は、月間700万人が利用するプレゼント専門サイト ギフトモール編集部が、退職祝いのお返しは必要か、返礼品の相場はいくらかなど、様々な疑問について解説します。さらに、お返しとして贈って喜ばれるギフトやお礼状の文例もご紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてしてください。

退職祝い・餞別をもらったらお返しは必要?

会社への退職祝いや餞別のお返しは、一般的には不要とされています。
必ず返す必要はないものの、退職祝いをもらったらお返しをするのが慣例となっている職場もあるので、不安な場合は退職する前に調べておきましょう。

個人的に退職祝いをいただいた場合

個人的に餞別や退職祝いのプレゼントをもらった場合も、基本的にお返しをする必要はありません。お礼状で感謝の気持ちを伝えれば問題ないとされています。

しかし、とくにお世話になった人や退職後もお付き合いを続けていきたい人には、感謝の気持ちを込めてお返しのギフトを贈る人も多いです。

お返しをした方が良い場合もある?

退職祝いと結婚祝いを兼ねたプレゼントをもらったときは、結婚内祝いとしてお返しの品を贈りましょう。

また、定年退職祝いと還暦祝いを兼ねたギフトをもらった場合には、贈り主との関係性によってはお礼をするのみでも問題ありませんが、お返しをするケースも多いです。

退職祝いのお返しを贈る場合のマナーは?

退職祝いのお返しを贈るときは、マナーに沿って渡すことが大事です。
相手にお返しの品を気持ち良く受け取ってもらえるように、お返しを贈る時期や予算の相場など、基本的なマナーを把握しておきましょう。

退職祝いのお返しはいつまでに贈る?

退職祝いのお返しは、いつまでに渡すかという厳密な決まりはありませんが、ギフトを受け取ってから1週間以内が目安とされています。
寿退社なら、結婚式が終わって1ヶ月以内に結婚内祝いとして贈りましょう。

タイミングを逃してしまったときや、退職後に環境が変わる場合は、生活が落ち着いた時期にお返しの品を渡しても問題ありません。

退職祝いのお返しの熨斗(のし)は?

退職祝いのお返しを贈る際にも、熨斗(のし)を付けて渡すのがマナーです。

定年退職祝いや、転職で会社を辞める際にもらったギフトのお返しには、紅白もろなわ結びの水引の掛け紙をかけ、表書きは「御礼」と記します。
寿退社なら、紅白結び切りの水引がついた掛け紙を選び、表書きは「結婚内祝い」と書きましょう。

退職祝いのお返しの相場は?

退職祝いのお返しの相場は、もらった品物の金額の3分の1~半額程度です。
会社や職場全体へ返礼品を贈る際には、3,000円〜5,000円程度が予算の目安とされています。

個別にお返しを贈る場合は、目上の人や取引先には半額程度のものを、同僚や後輩には3分の1程度のものを選ぶ人が多いです。

退職祝いのお返しは何がいい?

退職祝いのお返しとして贈る品物は、相手に喜んで受け取ってもらえるように考慮して選びましょう。
ここでは、相手別に退職祝いのお返しにふさわしいものをご紹介しているので、失敗しない返礼品を探している人は必見です。

個別に贈る場合

個別で退職祝いのお返しを渡す場合は、相手の好みにマッチするプチギフトを贈るのがおすすめです。
晩酌をする習慣がある人にはお酒、センスが良い人にはおしゃれな雑貨など、相手の趣味を押さえたアイテムを選びましょう。

プライベートがはっきりわからない人へのギフトには、ハンカチや文房具といった普段使いしやすい実用品がよく選ばれています。

会社や職場へ贈る場合

会社や職場のみんなへ贈る退職祝いのお返しには、フォーマルなシーンのギフトとしてよく選ばれている菓子折りが向いています。

また大人数で分けやすい個包装のお菓子や、ドリップコーヒーをはじめとする飲み物、社内の共有スペースに飾れるインテリアグッズもおすすめです。

退職祝いのお礼状のメッセージ文例

退職祝いのお返しに添えるお礼状は、ギフトを贈る相手や退職理由によって内容を変えましょう。

ここからは、定年退職や自己都合退職した際の丁寧な文面や、個人宛のメッセージなど、様々なお礼状の文例をご紹介します。
手紙やハガキ、メッセージカードを書く際には、ぜひ参考にしてください。

定年退職の場合

拝啓 ようやく春めいてまいりましたが 〇〇課の皆様 お元気でいらっしゃいますでしょうか

先日は送別会を開いていただいたうえに お祝いの品を頂戴いたしまして 誠にありがとうございました

皆様のご支援により ◯◯年間大過なく責務を全うすることができたことを 心より感謝いたしております
とくに チーム一丸となって大きなプロジェクトを完遂できたことは 私にとって忘れられない思い出となりました

これからは最愛の家族とともに 第二の人生を過ごしていく所存です

今後益々の発展を祈念し 厚くお礼申し上げます

敬具

寿退社の場合

◯◯様

この度は心温まるお手紙と お祝いの品をいただきましてありがとうございます

在職中はご指導ご支援をいただき 充実した日々を過ごすことができました
現在は△△市へと転居し 新しい生活をスタートさせました
今後は夫(妻)と共に 温かく笑いが絶えない家庭を築いていきたいと思っております

朝晩の寒暖差が激しい季節ですので くれぐれもお体にお気をつけてお過ごしください

自己都合の退職の場合

拝啓 ◯◯の候 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます

この度は私の退職にあたり ご迷惑ならびにお手間をおかけしたにもかかわらず 丁寧なお手紙とお祝い品を頂戴し 誠にありがとうございます
短い期間ではありましたが 在職中は皆様のお心添えによりとても実り多い時間を過ごせましたことを御礼申し上げます

末筆ながら 皆様のさらなるご活躍を心よりお祈りいたします

敬具

基本的なマナーを守ってお返しの品を渡そう

退職祝いはフォーマルなギフトなので、お返しをする際にも基本的なマナーを守ることが大事です。
返礼品の相場やギフトの選び方のポイントも押さえて、お世話になった人や長年勤めた会社へ感謝の気持ちを目いっぱい込めたお返しを贈りましょう。