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●「媚薬」ともたとえられる香りは幻のルアックだけのもの
コピ・ルアックのマンデリンバージョンの登場です!つまり、マンデリンの生産地、北スマトラのトバ湖周辺のルアック、名付けてルアック・マンデリン!
正直言いましてルアックの香りは独特なためになかなかフレイバーは表すことが困難です。しかしコーヒーで感じたことのない甘い香りはあなたを魅了するに違いありません。
まるで「媚薬」ともたとえられる香りはルアックだけのものです。
幻のコーヒー「コピ・ルアック」はルアックと呼ばれるジャコウネコから出る未消化のコーヒー豆です。ルアックは熟した旨いコーヒーの実が好物なのでその完熟コーヒーの実、コーヒー豆が体内酵素の作用によって独特の芳香が生まれると言われています。
世界最大のカルデラ湖、トバ湖はメダンという町から車で5時間の所に位置しており、とんでもない僻地です。その僻地のジャングルがルアックの生育地、直接現地に行ってきました。
●なぜ「ルアック・マンデリン」なのか?
コピ・ルアックの誕生の地はスマトラ島最先端のアチェです。
しかしアチェ地方のコーヒーの品種は「アテン」が多数を占めます。
私の個人的な見解ではありますが、「アテン」の香味は少々重く最上級の品種とは言えないと思っています。ですからアチェから南のマンデリンの栽培地、トバ湖周辺に目を付けたのです。この地区で栽培される品種は固有のリントンの他に、LINI.S ・ブルボン・カルティカ・S795などがあのます。いずれにしろ優れた品種ばかりが栽培されます。その昔インドネシア全土にさび病といわれるコーヒーノキの病気が蔓延し壊滅的な打撃を受けた時代がありました。しかしマンデリンの栽培地区であるトバ湖周辺は丘陵地が多く巨大なカルデラという特殊な地形によって外からの病気が入って来ませんでした。また農園ではなく農家単位のコーヒー栽培が多く他に病気が移りずらかったという背景もありました。そのためこの地区には良い品種が残って栽培されているのです。つまり他の地区は病気に強いが香味が劣る品種へと植え替えてしまったということです。いまでは各地で栽培され、天然モノでなく飼育しているものも出回っています。また低級品種であるロブスタのルアックも存在します。色んなモノがあるので我々が最も注視していかなくてはなりません。
●生産地データ
インドネシア・スマトラ島の北部に位置するトバ湖。7万年前に噴火したという火山のカルデラ湖、トバ湖周辺でコピ・ルアックを採取してきました。世界最大のカルデラ湖は琵琶湖のおよそ3倍の面積で美しく幻想的でもあります。火山地区はその土壌に天然のミネラル分を含みフワフワの素晴らしい土に恵まれています。
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